小説

□怪我
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「馬鹿野郎…!!何で一人で出かけやかった!?」


「仕方ないじゃん。その…隼人たちはいなかったんだしさ。それに…。」


「…それに?」


まじ怖い。
てか、逆ギレしているね。やばいぞ。


「それに…たいした怪我じゃなかったし。」


ガァン!


リボーンがいきなり銃を取り出し、地面に問答無用で撃ってきた。


「何するんだよ!」


「うるせぇ。」


三日前、リボーンが任務から帰るまで…。






俺達ボンゴレファミリーは抗争中だった。
ガトーファミリーの殲滅。
勿論、裏切ったからやっています!


あー、流石に人数は多すぎるね。シャレになんない。


「…10代目、どうします?」

自称…右腕こと隼人が俺に聞いてきた。


「う〜ん。突入したいんだけど、人数がね…?」


「…俺が囮になりましょうか?」



「う〜ん、でも…。」


「大丈夫ですよ!…怪我しないように頑張ります!」


うわー、笑顔で言われちゃ断れないよ。
でも、他に人はいないし。


「わかった。その代わり気をつけてね!」


「…はい!」


隼人はそそくさと早足で行ってしまった。


俺は部下たちに命令を下す。

「じゃあ、真正面から突入しよう。俺も行く。」


「!…しかし、ボス!!」


心配してくれるのは、本当に嬉しい。
でも、俺だって闘って皆を守りたいんだ。


「大丈夫だよ、無理はしないから。君達を危険な目に合わせたくない。…この戦いが終わったら、飲もう。」
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