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チャイナさんと決闘
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「おい、団子よこせ。」
「嫌でィ。」

即答する沖田に、神楽は眉を寄せた。


『チャイナさんと決闘』





ポカポカ気持ちのいい天気。

沖田は、近くの公園のベンチで昼寝をしていた。
こんな気持ちのいい天気なのに、ズラリと文字の並ぶ書類なんか構っているのは勿体ない。

と、沖田は土方に全部押し付けて公園のベンチで足を伸ばす。

お気に入りの赤いアイマスクをし、寝る態勢に入る。
…が、何故だか眠れない。
沖田は、ふと思う。

「(何か、足りねェ。)」

はて、と思う。
何だろうか。
何が足りない?
アイマスクも、寝るにちょうどいいベンチも、気持ちいい晴天も、どれも満足出来るもの。

だけど、それだけじゃなんだか寂しい。

「…ちぇっ
気分わりーや。」

昼寝がしたかったからここに来たのに、寝れないんじゃ意味がない。

沖田は、暇潰しに駄菓子屋に向かった。

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