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銀八先生と神楽ちゃん
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気付かれてはいないだろうか。
私の顔が、真っ赤に染められていることに。


私と先生以外誰もいないこの教室は、オレンジ色でいっぱいだった。
夕日が、先生の髪や、目を輝かせる。

キラキラ キラキラ
それがとても綺麗で、思わず見とれてしまった。


気付かれてはいないだろうか。
私が、先生に見とれている事に。





気付いてねーのかな、コイツ。
俺の顔が、真っ赤っかになってんのに。
俺と生徒以外誰もいないこの教室は、コイツの頭みてーなオレンジ色で埋め尽くされている。
夕日が生徒の青い目ん玉や、白い肌を引き立てた。

キラキラ キラキラ キラキラ 眩しいんだよコノヤロー。

気付いてねーのかな、コイツ。
俺が、お前を好きな事に。







『銀八先生と神楽ちゃん。』

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