捧げモノ

□我等幸福主義
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「よっし、これで終わりや。」



白石は書き終えた部誌を閉じ、立ち上がった。



「終わったんか?」



謙也が着替えながら白石の方向を向いて話した。



「おー今回も完璧や!
んんー、エクスタシー!!」


「部誌ごときで毎日『エクスタシー』て叫ぶなん、お前も変人やな。」


「なんやと謙也!変人はお前もやろ!!」



自分が変人だということは否定しないらしい白石。



「毎日毎日部活にきては光ちゃん光ちゃん五月蝿いやんか。」


「な…っ!」


「しかも登校してきた光を見つけるや『ナンパされへんかった?』『変な男に声かけられへんかった?』お前も立派な変人や!!」


「そ……そんな…………し、白石かて変人………いや、変態やろ!オサムちゃんの着ていたトレンチコートの匂い嗅いだr…「おわーーーー!!」



白石は耳を塞ぎながら叫び声をあげた。



「俺はそんな事しいひん!」


「俺は現に見たんやで!」


「…」


「け…謙也かてこの間……!」


「わーわーわー///
しししし白石やって………!」


「わーーーー///」



お互い聞かれたくない恥ずかしい事を大声で言い合っていると…






「………………二人ともラブラブっちゃね。」


「「!?ち…千歳!?」」



千歳のいきなりの登場に二人ともいきなり挙動不振な動きをした。手がせわしくバタバタ動いている。謙也は口が開いたままだ。



「「(恥ずかしい事聞かれた?)」」



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