short novel
□廻り逢えた奇跡
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11月8日 午後11時59分
58… 59…
11月9日 午前00時00分
ぶぶぶぶぶぶぶ
時計が12時になると同時に、携帯がメロディーとバイブ音を発した。
小春は自分の布団の中でメロディーを流しながら小刻みに振動する携帯を開く。
(ピンクでフリフリの枕カバーセット)
受信2件
フォルダーは両方とも
“Vvテニス部vV”
受信したメールを開く。
受信トレイ To [001/500]
08/11/09 00:00
蔵りん★
───────────────
小春誕生日おめでとさん!
きっと12:00ちょうどに送れた
はずや★
んん〜、エクスタシー!
今日の部活ん時にプレゼント
渡すからなー!
ほなまた(^O^)/
-end-
もう一件開く。
受信トレイ To [001/500]
08/11/09 00:00
ユウくん★
───────────────
小春ぅぅう〜〜〜〜!!!!!!!
HAPPY BIRTHDAYやでぇぇぇ★
今日という日に感謝や!!
何故かって?
決まっとる!
それは小春が生まれてきてくれた日やからや!!!!!
愛しとるでえぇぇ
あいらぶこはるぅぅぅうぅ
俺らのラブルスは永久不滅や♪
ホントは今からでも…
(あまりにも長い為、以下略)
ユウくんらしいメールやわ★
愛されとるな〜わて!
それにしても…メールの文字数
最大限に使うくらい長いメールて…
蔵りんは流石バイブルなだけあって送信も時間ピッタリやわ♪
プレゼントって何ですやろ?
…毒草ティーとか?
あははーまさかねー…
ちゃうよね?
不安になってきたわ…
それぞれのらしいメールを見ながら笑っていると(一部怯えていると)、次々とメールが届いた。