short novel

□ジブリな森
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(12/31の3週間前)
寒空の下、四天宝寺中テニス部は(外は冷え込むので)ウインドブレーカーを着ながらいつもと同じようにテニスコートで練習を行っていた。



白石:おーい、小春とユウジー!ちょお来てやー!



白石は試合形式の練習をしている小春とユウジをコートの外へと呼び出した。



小春:はーいvVvV
何かしら蔵りーん!?

ユウジ:白石!!折角小春と愛と勇気溢れるラブルスをしとったんに!!良えとこで呼びよってからに…っ

小春:ラブルスとかキモい事ぬかすなや一氏おらあああぁ!!

ユウジ:小春ぅぅぅう!!
つれないこと言うなやー(泣)

白石:コントは話が終わってからにしてや。本題入るで?



白石は周りを気にしながら小春とユウジにあることを話した。

(10分後)



小春:了解よ蔵りん!あたしたちにどーんと任せてvV

ユウジ:そんなん俺が本気を出せば楽勝やわ!

白石:ありがとな、期待しとるで!



白石は笑顔で小春とユウジにお礼を言ってから、ラケットを掴んでコート内へと戻って行った。



(12/31まであと1日)

小春:蔵りーー〜ん!!
頼まれたヤツ出来たでー!!



小春が大きな紙袋(4つ)をぶんぶん回しながら白石を呼んだ。ユウジは左右の手に二つ持ち、口に一つくわえている。
…苦しそうだ。



白石:ホンマか!?どれどれ…

おぉっ!完璧やないか!!
二人に頼んで良かったわ。

小春:そーですやろ?ワテとユウくんにかかればこんなんすぐに終りますわぁ!



ユウジの口がプルプル震えてきた。そろそろ限界のようだ。
が、白石は見事に無視した。
そしてチラリと隣のコートを見た。すると、丁度オサムが千歳を呼び出しているとこだった。



オサム:千歳ぇー、カムカム。

千歳:なんばしよっと、オサムちゃん?



千歳は人の良さそうな笑顔のままオサムの所へのんびりと歩いて行った。
千歳がオサムと話しているところを見計らって、白石は千歳以外のR陣を集めた。



白石:(今がチャンスや!)
R陣一回部室に集合してや〜!
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