LOVEorLIKE

□No.3 開始
1ページ/9ページ




で?




「あんたさあ、何か調子乗ってない?」女子A




どうしてこんな事になっているのでしょうか?



アタシは教室に行って…
そしたらロッカーになんか手紙が入ってて…
その内容に従ってこの体育館裏に…



私の眼に映るのは、派手やかなお嬢様方の集団。
そして、皆様私を取り囲んでいる。
どう考えてもお約束。
まさかこんなに早くに来るとは。



『なんかよう?』


「とぼけんじゃないわよ」



するとひときわ目立つ金髪の女が前に進み出てきた。
恐らく【跡部様FC】の会長とかそこらだろう。

ああ、苛めか…


「率直に言うとさあ、あんたウザいのよ。」


アタシはこれが嫌だったんだよ。


額に手を当て、息をつく。
恋する乙女は猪突猛進だな。
周りが見えてないね。   
跡部が勝手にべたついてるだけだから。
アタシ被害者なんですけど。




「私たちの跡部様に近付いて!
どうせ色目とかつかったんでしょ!!!」女子C



会長の女の後ろから匙を投げる女。
おい、うっせーぞエキストラ。



『あのさァ、あたし何にもしてないんだけど。』


「またしらばっくれて、どうします会長?」女子D


また。
テめーらは集団でいないと行動できないのかっての。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ