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□No.5 嫉妬
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暗い。
あれ?目の前まっくら!!


え!?
なになに、失明?
失明なの!?
あ、閉じてるから暗いのか←


『ン…』


霞んだ視界も、次第にシャープに映る。
まず最初に見たのは天井だった。



『…どこだここ。』


「やっと起きたか。」



起き上がる。
それも勢いよく。
次にみたのは跡部だった。



『な、なんであんたが…』


「バーカ、ここは生徒会室だぞ?」


『生徒会室…あ』


「思い出したか?」


私は記憶の糸を手繰り寄せていく。
そう言えば、睡魔に負けて部活前に生徒会室で寝始めたんだっけ?

私はのそりと起き上がる。
おー、寒!!!

冷たい空気が足の間を通り抜けた。
跡部の奴、毛布くらい掛けてくれれば良い物を。
跡部は私がかたづけた書斎の真ん中にドッカリと座っている。

相変わらずその姿は偉そうで、こちらに目を向けようとっもしない。
あーそうですか、あんたにとっては副会長なんてどーでもいーですか。




 
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