拍手様

□week
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Week
(序章)

この間、兄(古市)の部屋が破壊され…
それと同時にどうゆうわけか、私の部屋さえも跡形と無く消えていた。

その理由を聞こうとしたが、兄は「男鹿がァア!!」とorz状態になり、それ以上もそれ以下も話してはくれなかった。
無論、男鹿とは兄の友達で、アタシの彼氏である。
嘘である、こっちの一方的な片想いである。


「って…だから俺の家に来たってのか」

『そうだよ、部屋壊されて寝るとこないし、服もないし辰巳にお世話になっちゃおう!みたいな』

「ばかめ、襲い倒すぞ。」

『辰巳の息子蹴って2・3日気絶させてやる』

「殺す気かよ。」


なんて会話をしながらも辰巳は部屋へと上げてくれた。背中にはちゃんとベル君がひっついている。かわゆい…
部屋には話しに聞いていたヒルダって人が居て…その人のアレはデカかった。

―…


負けたァ!!!


「…なんの勝負してんだオメーは」

『いや、やっぱあんぐらいないと辰巳を悩殺出来ないかなみたいな』

「アホか」

ポンッと頭を撫でられて「男はそこばっか見てねーよ」と言い辰巳はニッと笑う。
ある程度荷物の入ったバックを床に下ろして辰巳のベッドへダイブ。


「おいコラ、俺のベッドだぞ、聞いてんのか?オイ!」


聞こえてたけど、さっき辰巳がアタシをさり気なくフォローしてくれたみたいで嬉しくて、きっと今顔がニヤけてるから、ワザと寝たふりをした。
今日からアタシは、辰巳の家に…お世話になります!!
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