黒
□神アル
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※無事にアルマを助けられた場合の御話し
※アルマの精神年齢が低いです
※神田のキャラが少し違うかもなので閲覧注意です
『またホームへ』
神田の愛でアルマの制御に成功。
AKUMAを押さえ込んだ神田の功績から、サード継続の為に神田ユウをアルマ=カルマの監査に置く。
そしてアルマ=カルマを、セカンドの能力と今後の対AKUMA用の戦力として、再度エクソシストに任命する―。
「いーやーだぁー!!!!」
科学班の研究室から、また聞こえて来た。
それもその筈だ、と溜め息を吐く。
少し離れた廊下で腕を組んで待っていた。
過去の検査がトラウマなのだ。
あれからすっと眠りに就いたままで、記憶がまだ新しい。
…と云うか、見た目だけは成長して中身はただのガキのままじゃねぇか。
そう思いながらも傍まで付き添う俺も俺だが…まぁ監視として、だな。―
「ユーウー!!!!」
…ビキ。
だから俺の名前を呼ぶなっての。
不安になるだろ。
結局、研究室から飛び出して来る。
見方をする訳では無いが、科学班も一苦労だな。
いつもの通り飛び付いて来る。今までは蹴り飛ばしたり殴り返していたが、一々面倒臭い。
アルマを守る為に教団に気に入られる様にしているんだ。これ位は許されるか…。
泣きながら走って来るアルマを、誰も見ていない所で抱きしめる―。
「大丈夫だ。もう」
甘い言葉を囁いてやる。お前だけに―。
「ユウと一緒じゃなきゃイヤだぁ!」
と、仕方なくまた連れていく。
何かと思えば、ただの採血かよ…。ガキか。
とりあえず隣に座って、同じ事をやるフリをした。まったく、面倒臭い…。
今となっては俺がいないと何も出来ないと言い出す。
まぁここには俺しかいない…か。
座禅中にアルマが検査から戻って来た。此処ならゴーレムもいない監視されていない2人だけの時間―。
リナリーにもなれた。ジョニーに話し掛けられた。色んな話しをする様になった。
相変わらずコイツはうるさい。
俺もあれからコイツに話す様になった気がする。
アルマといると昔に戻った気分だ―。
すると、アルマが暫くして黙ったままになった。
「どうした。」
「ねぇ、ユウ。僕ね―」
身体検査の結果に異常が無かったアルマは、再度シンクロテストをする事になった。
またあの日がよみがえる―かもしれない。
また繰り返すのか―。
そう思うと、俺はアルマの眼をじっと見た。
そして抱き寄せて、少し力が入ってしまった。
「お前は俺が守る」
いつもそう言って少しでも安心させて来た…。
「ユウ、僕ね、頑張るから―」
信じられない言葉を聞いた。
あのアルマが。
エクソシストとしての決意を打ち明けた瞬間だった―。
暫くアルマは見なくなった。
アルマの監視役として何も言われないし、聞きもしなかった。
今朝のエクソシストの集まりで、アルマが車椅子に乗って現れた。
俺の顔を見て、また笑った。
が、その瞳には―。
「ユウ、おはよう。」
シンクロが成功したと分かった。これからアルマは本格的に対アクマ武器を持つエクソシストだ。
俺は周りの目を忘れて思わず笑った。
「おはよう。」
アルマの傍へと駆け寄り、ぎゅっと抱き寄せた―。
〜あとがき〜
甘いなぁww
この様な・ほのぼのも好き…。。
いつもツンなユウたんがアルたんだけの・あの表情…wwww
過保護なユウも・みてみたひ…ww