黒
□剣涼
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※此方は管理人が考えたGrowth(剣涼)の妄想文章です。。
※内容はウエディング的な設定で(剣涼と衛昂で同居中)仲良し過ぎたセクシーなイチャイチャな表現(キスシーン以上)が沢山なので苦手な方は御注意ください。。
※管理人に会った事のある方は見ないでください////
※未成年は閲覧禁止です。。
『喧嘩』−剣涼−
涼「ケ〜ン〜…#」
俺とケンは小さい時に顔を合わせてから長い間一緒にいて、ケンの大雑把な所は昔からわかってはいたけれど…。
今回ばかりは、どうにもならない。部屋が散らかっている度に何度も注意はしてきたけれど…。
俺とケンは今、同棲をしていて一緒に暮らしている。そのリビングが今、凄い事になっている…。というか、散らかっているにも程がある。
数日前に自分の部屋を片付けろと言ったばかりで、自分の部屋だけなら兎も角、リビングの方まで足の踏み場も無い程に色々な物で散らかっている。
片付けをしている途中でも漫画や雑誌を読み漁っている訳でも無さそうで。
と云うのも、実は今、ケンと喧嘩中なのだ。
数日前に同じ事で喧嘩をしていた。昔から変わらない事だと分かっているのにも関わらず、何度言っても分からない事に腹を立てた俺は、数時間前に勢いで家を出ていった。
そして、そのまま衛に八つ当たりをするべく呼び出して、一緒に飲みに行った。
そのまま朝まで飲んでいて、つまりケンにとっては俺が出ていってから丸一日帰って来なかったのだ。
少しは心配でもしてくれていればと思っていたけれど、その考えは甘かったのかもしれない。
俺が居ない間、何をしていたのかと思えば、この有り様…。
ケンも、どうせ俺は衛と飲んでいるのだろうと思ったらしく、昨日の夕食も今日の朝食もコンビニ弁当で済ませており、俺が居ない間にやろうとしていたであろうゲーム機とゲームソフトが散らばっている。
ケン「おいリョウ。今何時だと思ってんだよ!今まで何してたんだよ、もう!」
最初に家を出た時よりも散らかったリビングを見渡すオレに対してのケンの第一声がそれだった。
リョウ「…もう信じられない。……ケンなんか知らない!!」
外から帰って来たばかりの俺は、また外出する訳にもいかず、如何する事も出来ない気持ちで自分の部屋に行った。
…もう、何がしたいんだろう俺…。
ここまでケンとこうなったのは久し振りかな…。
いつも綺麗に片付けている静かな自分の部屋で、電気もつけずに俺は力が抜ける様に座り込んだ。
熱くなる目頭から一滴、二滴と、溢れ出る涙に、自分でもむなしくて情けなくなった。
考えてみればこんな事はいつもの事なのに。こんなにも心が揺らいでいるのは、きっと…。
…最近、あまりケンと一緒に寝ていない。
別に欲求不満とかいう訳ではない。最近は御互い仕事で予定が合わなくてすれ違いが多いだけで…―。
…そうか。…それが原因だったのかな。帰ってきも、明日が早いからって先に寝ていたり食事も一緒に食べる時間が無いからって直ぐに仕事に行ったり…。
顔を合わせれば要件の一言だけで、全然相手にしてもらえない事に怒ったり、お互い忙しいのはわかっていたのに―。
…この前もケンが帰って来て早々ソファーに鞄を投げていた時に「何で投げるの投げないで!!」って怒鳴ったっけ…。
…おかえりって言えば良かった。
でも今更そんな事に気付いても…。
…。
(ガチャ)
リョウ「!」
?!ケン…。突然、ケンが俺の部屋に入って来た。
「ノックぐらいしてよ!」
と叫びそうになったのをグッとこらえて、自分の泣き顔を見られたくないのと、今ケンと顔を合わせたくないと思い、部屋が暗いのに思い切り顔をそむけた。
リョウ「…っ何しにッ来たの。」
第一声はやっぱり反抗的な言葉で、絞り出した声は上手く出せずにカッコ悪かった。
また喧嘩になってしまうと覚悟した、その時―。
リョウ「…!」
ケン「…ゴメん…っ。」
…ケンに抱き締められた…。
ありきたりなシーンだけど、ケンのその声は今までのドラマの悲しいシーンの様な台詞とは違って聞いた事もない様な震える声だった。
ケン「全部…っ俺が悪いんだ。俺が一人で空回りしていたせいでリョウに心配ばっか…かけて…。」
リョウ「…。」
…久し振りのケンの匂い、ケンの温もり、ケンの感触…もう長く付き合ってるのに久し振りに抱き締められた…―。
…嬉しいな。
ケン「…リョウに…どうしても言わなきゃいけない事があって…。」
リョウ「…俺に?…」
ケン「…。…ちゃんと聞いてくれるか。」
リョウ「?…何。」
ケン「…。…あのさ、俺達もう結構長く付き合ってるけどさ、…もう終わりにしない?」
―。
…頭が真っ白になった―。
…嘘でしょ…。何で…?…嫌だ…こんなの嘘だ―え?何で…何で…―。
リョウ「…………。」
俺の身体は一気に血の気が引いて急に震え出した。
小さい頃から別の空想の世界でえがいてきたものとは全く違う、まるで世界が滅亡したかの様に一気に地獄に落とされた絶望的な状態ってこんな感じなのかと思う位、もう目の前の事がわからなくなっていた。
ケン…助けて…俺が聞きたかったのは、そんな言葉じゃない…。声が…出ない―。
ケン「ずっと言わなきゃって思ってて…でも、どうしても言い出せなくて…。その…リョウの気持ちも大事なんだけどさ…だからこそ、どうしても…やっぱちゃんと伝えなきゃと思って…。」
…。
ケン「その…最近…俺達、一緒に寝てないじゃん?リョウが機嫌悪そうにしてたからさ、無理させるのも悪いかなーと思ってたんだけど…その…、本当はちゃんとした形で言いたかったんだけど…こんな事になっちゃって…本当にゴメン。」
……。
ケン「…俺達アイドルだからさ、事務所の許可は貰って同居は認めて貰えたけどさ、その…世間の目もかなりあるから…こんな事は絶対にいけない事だってわかってるのに…リョウには絶対に不幸な思いはさせたくないんだ…。」
リョウ「……。」
ケン「…俺の方から付き合おうって言っておいて、喧嘩して距離を置くなんてサイテーだよな。2人で一緒に暮らして何度も一緒に寝たりしてて。でも、やっぱりこのままじゃ駄目だなって思ったんだ。」
リョウ「……ぅ…ぁ…」
ケン「…ごめんな、ずっと不安にさせて…―。これから一生お前の事を縛り付けるかもしれない…でも、どうしても今これだけは言わせてくれ…。」
ケン「結婚しよう。」
―。
……。
…。
は?
リョウ「…え?」
ケン「え?」
…は!?
ケン「…あーこんな事言ったら怒られるかもしれないけど〜実は買った指輪を失くしちゃってさ〜;たまにリョウが勝手に俺の部屋の掃除に来るからバレない様に見付からないところにしまっといたんだけど、何処にしまったか忘れちゃってさ〜。そろそろ渡そうと思ったら全然無くて焦ったーww」
リョウ「もしかして…それで散らかしてたの?」
ケン「うん。ゲームの箱とか本棚の裏とか超〜探しまくってさー。リョウの為に御洒落なレストランとか夜景が綺麗な隠れスポットとか色々考えたんだけど、その前に怒らせちゃったみたいでさー…ゴメン。」
リョウ「…は…はぁ〜…;川」
…一気に力が抜けて呆気にとられた。
はぁもう本当にケンはケンらしいよね…。
何でこんな奴を好きになったんだろう。…きっと、そんな所が俺は好きなんだよね。////
ケン「…喧嘩する度にリョウが出ていくのを見て、このまま俺の所からいなくなっちゃったらどうしようとか一人で考えてた。でも衛からメールの報告が来ると安心するんだ…。」
!…マ〜モ〜ル〜…#////
ケン「…好きなんだ、リョウ。お前の事を大事にしなきゃと思って、俺達アイドルだし男同士だから一緒に居られれば良いなんて甘い事考えてた俺が馬鹿だったって思う位、リョウの事が好きなんだ…―愛してる。」
リョウ「…ケン…。」
…久し振りに深いキスを交わした…。顔は涙で酷い顔かもしれないけれど…最高に嬉しかった。
結婚したら色々と大変かもしれない。
その後の恐怖よりもケンの覚悟が嬉しかった。
今の俺に勇気をくれた。
リョウ「…んっ…ぅ…ケン…んン…」
ケン「……ぁ…リョ…ゥ…」
暗い部屋で、灯りも点けずに、2人で愛を確かめ合った―。
手探りで、それでも必死に求める様に…―まるで今の自分達みたいだ―。
ケン「…ねぇ…、リョウ…」
リョウ「…なぁに、ケン?…」
ケン「…ゴム…しないで、…してもいい?」
リョウ「!」
ケン「…まだ…、心の準備が出来て無いならr―」
リョウ「…ううん。…―嬉しい。////」
〜あとがき〜
数日は帰って来ない設定にしようかなと思いましたが涼君は綺麗好きだし計画的にキャリー持って家出しそうだと思いましたけど今回は止めました。。出ていく行き先なら衛昂家かなww苦笑
因みに涼君と剣君が昔から仲良しなのは引っ越しCDでショタボイスが聞けます^^^^
家に帰る…一応マンションなイメージです。。
普通は嫁同士で昂様に愚痴るのでしょうが昂様は御忙しいので(衛は暇ではない;!ww)マモちゃんは涼君のオモチャなのでr爆
衛には嫉妬しないのかケン君とは仲良しです。。まだアイドルしてますよ〜。。
ゲームの箱とかゴムの箱とか探す場所は省略。。喧嘩からの修羅場になりかけましたが;
衛から『今帰ったよ!』とか『怒らせちゃ駄目だよ!』とか殿方同士の事情メール楽しそうww
剣涼と衛昂で過ごしてます。。設定。。
本当は・この後にイチャイチャ漫画の予定でしたが描けないので・次は衛昂のストーリーを書きます。。難しかった…。。
ここまで書けたのもついったのおかげ。。笑