-Queen of destruction-







これは今から、何千年も前の事―――――
隠の世を傍観してきたとあるカミの娘の物語―――――


海のカミ『雨王君命(アマオウクンノミコト)』は一人の人間の娘と深き恋に落ちた。


娘の名は『白(ハク)』


やがて、二人の間に『雨月姫巫女(アマツキノヒメミコ)』という娘が生まれた。


『雨月姫巫女』が生まれて10の年月が経ったころ…


海の社を、一人の鬼のカミが襲った。


鬼神の名は『阿修羅命(アシュラノミコト)』


鬼神は『白』を愛していた。


だが、己の手中に入らなかったことに怒り…その手で『白』を殺した。


『雨王君命』は『雨月姫巫女』の体内に鬼の力を封じ込めた。



己の命と引き換えに―――――――




数年後、自らの体内の膨大過ぎるエネルギーに…『雨月姫巫女』も命を落とす。


―――――――だが。















長い、長過ぎる年月が過ぎ…


『雨月姫巫女』は再びこの世に君臨する。


海のカミと鬼のカミの力を全て受け継いだその娘は―――――


『森羅万象』と共に、何を導くのだろうか…






隠の王
-Queen of destruction-
(-破壊の女王-)

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