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□重なり合う、心と身体
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※『抱き締めて、キスして』の続きです。



久しぶりの抱擁とキスは、すっごく俺を満たしてくれた。でも、やっぱりそんなのじゃ足りなくて。

「…ん、ふじま…、る」
「ん、ごめ…音、弥…とまんねぇーわ」

放課後の部室。俺と音弥の2人っきり。たった1日会ってないだけで、俺は我慢できなくて、さっきまで音弥に抱き締めてもらってたのに、今じゃ俺が机の上に音弥を押し倒している。何度も、何度も音弥の唇にキスする。深く、深く。何もかも混ざり合ってしまえばいい。お互い溶け合ってしまえたら、どれ程幸せだろうか。音弥から離れないように、密着して、口を犯して、ただ音弥を求める。俺の心を満たしてくれる、ただ一人の存在。音弥も俺を求めてくれる。だって、すべての行為を受け入れてくれるんだから。

「っあ、やめ……、んふ、ぁあ」

ちゅ、と軽く音をたてて、顎から首筋へと、舌を這っていく。そんな行為でさえも、音弥は感じてくれて、俺は興奮してしまう。きちんと着こなしている制服を、肌蹴させて、紅い印をつけていく。何個も、何個も。俺のモノという印を。

「ふじ、ま…る、ぉれ……にも、付けさせ、て?」
「んっ、待って、まだ付けたりないから」

潤んだ瞳、紅潮した頬。全てが俺を虜にする。甘い音弥の身体。こうして、俺たちは快楽へと溺れていく。

「音、弥さー、すっげぇ、かわいー」
「ぅ、っさい……んぁ、ふじ…ま、るぅ」

首に腕を回して、ギュっと抱きついてくる音弥を俺も抱き返す。音弥は俺の肩辺りに何度もちゅっと口付けてくる。俺はそんな音弥の頭をゆっくりと撫でるだけ。しばらくは音弥のやりたい様にやらせておく。まだ、これからが本番だ。


重なり合う、心と身体

(幸せについて考えたけど答えはでなくて、君の傍に居れたらそれだけで俺は幸せなんだと、今答えがでたよ)



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