連載小説
□無理矢理☆彼女
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「お前、俺の彼女になれ」
「はぁ?!」
無理矢理☆彼女
「ほんとっ!意味わかんないっ!」
サクラはいのとお菓子を食べながら、この前の事を話した
「なによーサクラ。なにか不満でもあるのー?」
「あるもなにも、あのうちはサスケって言う人のせいでしょーが!」
サクラは身を乗り出し、いのの顔に自分の顔を近づけた
「だってさだってさ、俺の彼女になってください!なら分かるけど、俺の彼女になれ!だよ!!ムキーー!ムカツク!!」
サクラは屋上でジタバタと暴れながら愚痴を溢すばかり
いのはそれを見て、良いじゃないのよ〜と言う目でずっとサクラを見ている
「別にいいじゃない。あのサスケ君に彼女になれって言われてんだから、彼女になっちゃいなさいよ〜。二度とないチャンスよ〜」
いのはのん気にお菓子を食べながら言った
「二度とないチャンスかも知れないけど、私は嫌なの!だいたいいのは…!」
ガチャ
屋上の扉が開き、サクラといのの会話が静かになった
「春野先ぱぁ〜い。うちは先輩が呼んでますよ〜。俺のクラスに来いって〜」
一年生の可愛い女の子がサクラを呼びにわざわざ屋上まで来たのだ
その理由はひとつ
女子のほとんどは、サスケが言う事に従う
ただ単にそれだけだ
だから今回もきっと、この彼女はサスケに頼まれてわざわざ屋上に行きサクラを呼びに来たのだろう
「え…うちはサスケが…?」
「ほらっ!行ってきなさいよ!可愛い後輩ろ一緒に!」
「えええぇえええ!!」