ここは年中雪が降り、昼間でも薄暗い灰色の街。
路は常に雪に埋もれ、川は凍り、草木は冷たい。
この厳しい極寒の地で、それでも人々は生きていく術を知っている。
それは、暗い路に淡く光る街灯の灯であったり、
凍えた人々を暖める暖炉の火であったり、
家族の笑顔を照らす家の明かりであったり。
暗く寒いこの街でも、こんなにも暖かさはある。
人々は知っているのだ。
あらゆる"ひ"がこの街を暖かくしてくれることを。
この街がどんなに暖かいかということを。
------------------
寒くない寂しくない
------------------
≫あとがき
私のナルシェのイメージでした。
極寒の地だからこそ、"暖"に関してはピカイチなのではないかと。
炭坑の都市なだけあって、燃料豊富ですからね。
自然の寒さに負けません!(`・ω・´)みたいな。
ご愛読ありがとうございました。
(2008/12/6)