scene of FFY

□Jidoor
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『宝石商の旦那様、この前はオペラ座のご招待有り難うございました。やはりVIP席からの観賞は格別ですな!』

『おぉ、大地主の旦那様。いや、喜んでいただいて光栄ですよ。』

『次は是非とも、私があの空飛ぶギャンブル場“ブラックジャック”にご招待いたしましょう。』





『あら、奥様。その指輪素敵ね〜!大粒のルビーが美しいわ〜。』

『いえいえ、とんでもございませんわ。ほんの5カラットの安物ですのよ〜。ほほほ!』




















お城のような家の中は、高価なアンティークものの家具や雑貨が。

高い天井には煌めくシャンデリアと、足元を紅絨毯が鮮やかに広がる。

上質なシルクや毛皮を身に纏い、高級な珍味をお上品に口にする。





ここで重要なのは武力ではなく、権力や財力がものをいう。

どのくらい土地が広いか。

どのくらい資産があるか。

どのくらい有名であるか。

人々は各々の財産で闘い、見栄(プライド)を競い合う。




















貴族たちのお遊びの場であり、戦場でもある、この華やかな街の名は、ジドール。

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優雅に生きる様

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≫あとがき

名場面シリーズ!今回はジドールです。

勝ち組でありつづける大変さ。
貴族は貴族なりの闘いがあるんでしょうね〜。


ご愛読ありがとうございました。
(2009/4/25)


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