starry☆sky

□All the time by the side
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『先輩、別れましょ』



嫌な言葉で目覚めた。



「先輩・・・大丈夫ですか?」

「・・・」



目の前には女の子みたいな顔してる彼氏さん。ああ、そっか。昼寝するっていって寝ちゃったんだっけ。

夢で梓に言われた言葉が頭から離れない。



「大丈夫って、何が?」

「ものすごいうなされてましたけど」



梓の手を思いっきり握ってるのがその証拠かもしれない。




「ん。大丈夫・・・」

「そうですか?ならいいんですけど・・・」



視界から梓が消える。
いつも見慣れている天上が目に入ってくる。

私のすぐ隣で梓が座る音がする。傍に居る、大丈夫って思いたい。

でも、あんな夢見た後だから不安が取れないでいる。



「っ・・・」

「先輩?」



起き上がって梓の隣に座って、梓の腕に抱きつく。



「どうしたんですか?」

「・・・何でもない」



こうしないと梓が私の傍から消えそうで。なんて言わないで梓の腕にぎゅっとしがみつく。



「梓」

「何ですか?」

「ずっと、傍に居てね?」



そういうと梓は私をぎゅって抱きしめてくれて、そのぬくもりを私は少し泣きそうになって感じていた。



「当たり前です」



梓の自信に溢れた声に安心して、私は一筋の涙を流した。




All the time by the side
(ずっと好きだから、ずっと傍に居てね)



091007
梓みたいな後輩がほしかった・・・orz
梓好きです可愛いですかっこいいです


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