starry☆sky
□写真越しに今言えること
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「ねーねー哉太、これ覚えてる?」
「ん?どれだー・・・って、お前!何でこれもってるんだ!?」
「錫也にこっそりもらったのー」
星月学園での生活を終えてから約5年。
ずっと付き合っていた哉太と結婚できて、楽しい日々を過ごしています。
「あ、この写真ってさ」
「これは羊と錫也と俺とお前で天体観測したときのやつだよな」
「このときの哉太、すごい楽しそうに写真撮ってたよね」
星月学園にいるときに撮った写真を1枚1枚見ていると
「・・・ん?」
私が映っている写真があった。
「何、これ」
「うわ、それはっ・・・!」
はらり、とその写真を撮ってみてみる。
その写真は私が星見ているときの横顔。
「どうみても私だよね」
哉太をちらりと見てみる。
「写真撮るんだったら言ってよ。ちゃんと笑ったのに」
「いや、そのー・・・あれだ!」
「あれって何?」
すこし拗ねたように哉太に聞くと哉太は顔を赤くしてぼそっとつぶやいた。
「星見てるお前の横顔が可愛かったから・・・だ、」
写真越しに今言えること
(え!?)(なっ照れんなよ!こっちが恥ずかしくなるだろ!)
091009
哉太の写真に対する思い、分かる気がする。