starry☆sky

□エレキテルのチーズケーキ
1ページ/1ページ




「んーっおいひい!」



隣でケーキを美味そうに食べる彼女が居る。
その隣で最後の一口を口に運ぶ俺が居る。



「やっぱり甘いものって最高だね!特にこの苺のショートケーキが美味しい!」

「そうだな。俺もそう思う」



まぶしいくらいの笑顔を俺に向けるこいつがとても愛しい。
とても愛しくて、大切にしたいと思う。



「次はどうしよっかなー・・・。うん、コレにしよう!」

「じゃあ俺は・・・コレにするか」



俺が選んだのはモンブラン。
あいつが選んだのはチーズケーキ。



「よーし、食べるぞーっ」



何でも美味しそうに食べるあいつを見る。
その笑顔で俺は何回心臓を壊されそうになったことか・・・。



「ん?宮地そんなにこのケーキ欲しいの?」

「いや、そうじゃな「仕方ないなー。ほら、口あけて?」



俺の言葉をさえぎってフォークに乗っかったチーズケーキが口元にやってくる。
いわゆる、あーんというやつ。



「い、いや、でも」

「ほーら、いいから口あける!」



少しむすっとした顔すら可愛いと思ってしまう俺は口をあけてしまう。
そうするとあいつはまた愛しい笑顔に戻って嬉しそうに俺の口にチーズケーキを運ぶ。

うん、普通に美味い。



「美味しい?」

「美味い」

「そっかそっか!でももうあげないよー。私の食べる分がなくなっちゃうしっ」



ああ・・・こいつってやつは。
そんなに可愛い笑顔で見られると心臓が幾つあっても足りないだろう?




エレキテルのチーズケーキ
(俺の心臓はこの電気ショックにどこまで耐えられる?)



091009
宮地と一緒にお茶会・・・^ω^うふふ←


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ