starry☆sky

□ああ神様、
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また喧嘩したの?と聞くと少しな、と返される。



「哉太・・・」

「お前がそこまで心配することじゃねーって!大丈夫」



笑顔で哉太は言ってくれる。
その笑顔は私に心配かけさせない為でしょ?



「・・・馬鹿」



涙が頬をつたってぽた、と落ちる。



「お、おい・・・」



病気が怖いから、喧嘩してるんでしょ?
喧嘩してると、病気のこと、忘れられるんだよね?

そんなこと、分かってるよ。

でも、でもね。


「喧嘩は、もうやめよ・・・?」



怪我して戻ってくる哉太は、もう見たくない。見たくないんだよ。



「病気と向き合おうよ、哉太。」



病気が怖くなったら、傍にいてあげるから。



「私が、傍にいるだけで、哉太は満足でしょ・・・?」

「お前・・・」

「ねえ、哉太・・・・・・」



これ以上、怪我しないで。
ずっと、私の傍にいてよ。



「悪ぃ・・・」



ぎゅっと哉太が抱きしめてくれる。
私も抱きしめ返す。



「哉太・・・哉太っ・・・・・・」



哉太が遠くに行かないように、ずっとこのぬくもりを感じていたくて、私は哉太を強く抱きしめた。




ああ神様、
(哉太の病気を、いますぐ治して)


091012
なんかわけわかんなくなってるとか言わんといてください。それは私が一番良く分かってます\^0^/


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