starry☆sky

□いい友達ずっと友達、残酷すぎて笑える
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ある夏の弓道場。



「宮地ー暑いー休もーよーう」

「部長ー暑いー休もうぜー」



金久保先輩が卒業してもう1年。
俺たちは3年生、木ノ瀬たちが2年。
今日もいつもと同じように暑い。
いや、いつもより若干暑いかもしれない。



「暑いって連発するから暑いんだ。我慢しろ」

「暑い暑い暑い暑い暑い暑い・・・・・」

「やめろ!うるさい!こっちまで暑くなるだろ!」



さっきからこればっかりだ。犬飼たちと一緒にあいつがずっと暑いと連発してばかり。



「だから休みましょー。暑いもーん。宮地だって暑いでしょー?」

「まあ・・・な」

「よーしじゃあ休憩しよう!水分とらなきゃ!」

「あーはいはい。分かった分かった。5分だけだぞ」

「やったー!宮地ありがとー!そーゆーとこ友達として大好きだー!」



犬飼、白鳥、小熊ー!休憩だってー!と3人の方へ駆けて行くあいつの背中を目で追ってしまう。



「あれ、宮地先輩」

「何だ」

「なんか顔赤いですけど大丈夫ですか?先輩と話せて嬉しいとか思ってるんですか?」



木ノ瀬が横からひょっこり話かけてきた。いつものことだと分かっているが反応してしまう。



「そ、そんなことは・・・」

「先輩、顔もっと赤くなってますけど」

「っ・・・。木ノ瀬、お前・・・」



いい加減にしろと言う前に木ノ瀬もあいつらのほうにいってしまい、木ノ瀬に言う言葉は喉で止まってしまった。



「大好き、か・・・・・・」



さっきのあいつの言葉を思い出す。大好きだなんて、友達としてだったらあいつは何度でも言うだろう。
その気持ちが本物だったら俺はどれだけ嬉しいだろうか。



「宮地ー、誰が水たくさん飲めるか競争しよー!」



あいつが俺に声を掛けてきた。内容はどうであれ、ちゃんと返事をしてやらなきゃならない。



「水をどれだけ飲めるかって・・・。お前ら、この後も練習あるんだからな。飲み過ぎないようにしろよ!」

「「はーい」」



その笑顔が、俺だけのものだったら。なんて儚い夢を持ってしまう。



いい友達ずっと友達、残酷すぎて笑える
(俺はいつ、この気持ちを伝えられるのだろうか)



091127
宮地買った!もう大好き!かっこいい!神谷ボイスたまらん!宮地ー!愛してるー!大好きだー!宮地いいいい!!!(ry


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