コラボ作品の部屋
□鼓動
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トクン、トクン、トクン…
あなたの胸にもたれて聞く鼓動の音が好き。
聞いてると、自分の鼓動なのかあなたのその音なのか判らなくなっていく。
でも、どっちでもいいの。もしかしたら二人で同じリズムの鼓動を奏でているのかもしれない…なんて思えるから。
私の知らないうちに本当の勇者になっていたあなた。
背中の大きな傷跡や体中にあるたくさんの傷跡…
一緒に旅をすることは出来なかったけれど、今あなたとこうしているだけで、全部見ていたような気がしてくるの。
だから、言葉が足りなくて不安になってしまいそうな時は、お願い…こうしてあなたの鼓動を聞かせてね。