リボーン

□白馬の王子様
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「ねぇ?コロナちゃん??」



なに・・・?

一体、貴方は誰なの?




「ねぇ・・・?」



耳元で囁かれる声。


それが、凄く鮮明で・・・

なんだか心地良い気分になる。





けれど

その声の持ち主が一体誰なのか

分かる訳もなく・・・






ザー ザー ザー


雨が降る音がする。

ハッと辺りを見渡すと

そこは、なんだか見覚えのある場所だった。





「こっちだよ・・・」


声がする方へ、必死に走り出す。

けれど

その声の持ち主は、すぐに消えてしまう。






待って・・・

待ってよ・・・



ハァ ハァ

と息を切らしながら、不意に顔を上げると




そこには






綺麗な髪を靡かせた

貴方が立っていた。





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