book1
□いつか、絶対絶対・・・ね。
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「今度は、ミーがセンパイを誘拐しに行きますねー」
「あれは誘拐じゃない。あと、カエルのくせに生意気だ。王子が直々に迎えに来てやるのをまってろ」
『白馬にのって来てやるよ』と、笑顔でいうセンパイに、ミーは「それは跳ね馬でしょー」と、照れ隠しで言う。
「フラン、そろそろいきますよ」
師匠が胡散臭い笑顔を浮かべながらこっちに来る。
「・・・もう、行くのか」
「はいー、それじゃあ」
「「また」」
そういい、ベルはウ゛ァリアーの皆のところへ戻ろうとした。その時、フランにいきなり腕を掴まれ引き戻された。そして
ちゅっ
「ミーがいない間、浮気したら、怒りますからねー」
「っ///するかっ」
あまりに突然だったもので、思わずナイフを頭に挿してしまったことは、言うまでもない。
えんど