book1
□こんなときくらいは・・・。
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ピカッ!ゴロロ・・・。
本当に雷が嫌いらしい、音が鳴っただけでセンパイは面白いほど震えている。ミーはさすがに本当に怖いんだなと思い、腕をセンパイに回し、ギュッと抱きしめた。
「・・・なんだよ・・・」
「よーしよーし。怖くないですよー」
「バカにしてんのか?」
そういいながらも、無意識なのかベルもフランを抱きしめていた。
「もう怖くないでしょー?」
「・・・初めから怖くない。ただ、嫌いなだけだ」
「あーはいはい」
本当にこの人にはかなわない。
えんど。→おまけ