book1

□俺があいつであいつが俺っ!?
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ある夜中、ベルは怖い夢を見たかなにかでフランの部屋に来ていた。

『センパイでも怖い夢みたりするんですねー』

『うるせーな、怖い夢じゃなくておぞましくて、まずありえねー夢を見たんだよ。思い出しただけで悪寒がっ・・・』

それを世間では怖い夢ということをそろそろ分かったらいいと思いますー。

『まぁ、しかたないんで、一緒に寝ますかー』

『うん』

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そして、朝。

時計の音でミーは目覚めた。まだ夢うつつで、ボーとしていたら、可笑しなことが起こっていることに気付きましたー。なぜかミーはもう起きたはずなのにミーはまだ寝ていました。

「なんだ、まだ夢の中かー・・・って、な訳ないですねー」

自分でツッコミを入れた。が、それにミーはとてもびっくりした。なぜかって、ミーの声が、センパイの声になっていたからですよー・・・。

「何故にー」

「・・・フランうるさい。王子の眠り妨げるとかマジ何様・・・・って、なにこの声・・・っていう以前になんで俺が俺の目の前にいるの?」 

ベルは冷や汗をかいて目をパチクリとして、呆然とフランを見つめた。

「それはミーが聞きたいですー。なんたってミーがミーの目の前にいるんですからねー」

「「しかも喋り方違うんだけど(−)」」

「「あ、あはは〜・・・・・・・・・どうなってんの!?」」

2人は呆然と自分自身を見つめた。

「ここでボーとしてるのもなんですので、食堂行ってなんか食べませんかー」

「・・・そうだな」
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