book1
□世界が変わっても
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昨日は夜遅くから任務があった。しかも、フランと・・・。
「あ〜、フランと組むことが最近多くない?」
「そーですねー」
「今回なんか本を取って帰るんだよな」
「そーですねー」
「王子は暗殺担当だから、カエルはその本とってこいよ」
「いいともー」
バキッ
「「・・・・・・・・」」
フランはベルを恨めしそうに見る。
「こーゆう後輩の可愛さに嫉妬して殴るとか、センパイ最低ですー」
「・・・ごめん、王子カエル語分かんないんだよね」
「堕王子」
「堕王子いうな!!」
ベルはフランがかぶっているカエルのド真ん中にナイフを集中的に刺した。
「カエル語知らないじゃなかったんですかー?」
「そんなの言った覚えねーし」
「わー記憶障害」
さして気にしていないようにフランは言う。
「テメッ、王子をなんだとっ「あー、ここですよー。センパイ目的地ー」
フランは今回の任務先の城を指した。
「お〜、デケー」
「んじゃ、センパイは着々と殺してきてくださーい」
「お前も本もたつかねーで取ってこいよ」
そして、長い夜が始まる。