book1
□年上の余裕!!
1ページ/2ページ
「年上の威厳!または余裕が欲しい!!」
「・・・そんなこと言うためにわざわざ極東まできたの?ヴァリアーってそんなにひまなの?」
雲雀はハァーとあきれ顔だ。でも、そんなの正直どうでもよかったりする。
「いいじゃん、今回はちゃんとアポとったし」
ベルはさして悪びれずいう。
「で、年上の威厳ってなに?」
「そうそう、フランって年齢不明だけどさー、どう考えても俺のが年上じゃん?なのに、付き合いだしてあいつに振り回されてると思う!だからさ、「威厳が欲しいって?」
「そう!」
そこは解ったが、何故自分に聞いてくるのかがさっぱり分からない。そんな顔をしていたのか、ベルが理由をいってきた。
「だってエースくん、年下のくせして跳ね馬を下僕のごとく扱えるじゃん!!あれ一回でいいからフランにもやってやりたい!!」
「・・・・・・」
雲雀は考えるように押し黙る。
「で、なんか秘訣とかってあるの!?」
「・・・要は意表を突きたいんでしょ?だったら・・・・・・」
雲雀はさぞ楽しそうに微笑む。
「わかった!!本当にこれでイケる?」
「信憑性は五分五分だけど・・・調子にのせるかm・・・て、いない」
ベルはさっさと帰っていった。