book1

□年上の余裕!!
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「年上の威厳!または余裕が欲しい!!」

「・・・そんなこと言うためにわざわざ極東まできたの?ヴァリアーってそんなにひまなの?」

雲雀はハァーとあきれ顔だ。でも、そんなの正直どうでもよかったりする。

「いいじゃん、今回はちゃんとアポとったし」

ベルはさして悪びれずいう。

「で、年上の威厳ってなに?」

「そうそう、フランって年齢不明だけどさー、どう考えても俺のが年上じゃん?なのに、付き合いだしてあいつに振り回されてると思う!だからさ、「威厳が欲しいって?」

「そう!」

そこは解ったが、何故自分に聞いてくるのかがさっぱり分からない。そんな顔をしていたのか、ベルが理由をいってきた。

「だってエースくん、年下のくせして跳ね馬を下僕のごとく扱えるじゃん!!あれ一回でいいからフランにもやってやりたい!!」

「・・・・・・」

雲雀は考えるように押し黙る。

「で、なんか秘訣とかってあるの!?」

「・・・要は意表を突きたいんでしょ?だったら・・・・・・」

雲雀はさぞ楽しそうに微笑む。

「わかった!!本当にこれでイケる?」

「信憑性は五分五分だけど・・・調子にのせるかm・・・て、いない」

ベルはさっさと帰っていった。
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