Novel
□芽生える気持ち
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―――――――
ねぇ気づいてる?
私、いつも貴方の部屋で貴方の帰りを待ってるわ
廊下に響く足音に耳をそばだてて
普段以上に歩幅を広くして
急いで帰ろうとする貴方の足音
聞こえる度に想像してる
私のためにあの可愛い耳をぴょこぴょこさせて
オレンジがかったブロンドの髪をゆらすのを
貴方が私の名前を呼びながら
このドアを開くその瞬間まで
―――――――
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