Short Story 1

□秋〜スポーツの・・・。
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昼食も終わり、休日も終了間際。
三時のおやつのお供は朝に買ったケーキの残り。
モンブランとフルーツケーキ。
それぞれを半分にして、一つの皿の上に小狼くんが盛り付ける。
おいしそうなケーキが半分になっちゃうのはちょっとだけ寂しかったけれど、二つも楽しめると思ったらそんな寂しさはどこかにいってしまった。
どちらかにするか悩んで、モンブランのほうにホークを指して、口に入れる。
マロンクリームの甘さが口のなっかいっぱいに広がった。
でもどうしてくりのケーキが「モンブラン」って名前なんだろう、なんてことを上の空で考えていたら、小狼くんがため息混じりに聞いてきた。

「それで、何にするんだ」

一瞬返答に困る。
小狼くんへのお願い事。
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