CP小説

□Sweet dreams
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すっかり陽が暮れた林の中でテンの声が響いた。

「ねぇ〜、今日も野宿〜??」

10歳ほどの女童姿のテンはカイにおんぶされた状態で、その背をバシバシ叩きながら言った。

「…お前があの時『こっち』って言ったから、こうなったんだが」

カイは渋い顔をして言った。
対して、テンはわざとらしいほどににこやかに笑った。

「あら、この超絶可愛い私のせいだって言いたいの、カイの口は」

テンは後ろからカイの両頬を引っ張った。

「やへろ!!」
「『やへろ』だってー!!」

あははは、とテンは笑い、またカイの背をバシバシと叩いた。
カイはいくら反論したって、テンには勝てないことをよく分かっていたので、口を閉じ、黙々と歩いた。


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