短編

□スタートライン
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「ねぇ、なんで私が副委員長なの?」

「一番信頼できるし、実力あるし!」

「ふーん。」

「それに、賀原さんと2人っきりになりたかったし。」

「へ?」

名谷君のほうを向くと、名谷君は、真面目な顔で私を見ていた。

「どういう…」

「俺、賀原さんのことが好きだから。」

すごく驚いた

「いや、急に言われても…」

「じゃあ、前期が終わる頃、もう一回言う。それまで、考えておいて。」

「長くない?名谷君、半年も待つんだよ?」

「半年で賀原さんをオとす!!」

にっ、と名谷君は笑った

私もつられて笑った

「うん。頑張って。」

















これが私たちの始まり。

もしかしたら、スタートラインに立った時から、私は名谷君に惚れていたかもね。





fin
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