11/19の日記

22:41
お兄ちゃん(いぬぼく妄想有り)
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っていいなって思う今日この頃。
いやまぁ、欲しいわけではないですが……、私自身は弟しかいないので、イマイチ上に兄弟がいるのが分かんないながらも、もだもだと考えていたのは、お兄ちゃんのお話。

シスコンのお兄ちゃんとかいいなって。
凛々蝶のシスコンお兄ちゃんとかいいなって。
ミケと表面上は仲いいけど凛々蝶がいなくなったらめっちゃ仲悪いみたいな。いや、むしろお互いに凛々蝶が好きずきるから、めちゃくちゃ仲いいとか? 隠し撮りを交換しあってるみたいな。

普段はとっても温厚でぽやーとしてるのに、妹のことになると人が変わるとか、

色々考えてました。


で、最終的に見た目はめっちゃ凛々蝶に似てるから、女装させたら女の子なんだけど、中身がすっごく男臭いシスコン。
年を取るにつれて、シスコン度が増す、少し痛い人ww
隠し撮りはもちろん、GPSなんかで位置情報確認したり、顔が似てるからって凛々蝶のコスプレしてみたり……ww 変態さんww
月に何度か手作りのワンピースとか、凛々蝶に来て欲しい服を自分で作って送る、みたいな女子力高めな、気持ち悪い感じの兄がいいですww 何かとハァハァしてるようなww

顔立ちは普通に整ってるから、告白もされるし、付き合ったりもするけど、生活の中心とか話の中心が凛々蝶だからふられる残念な人。
最近は流石にヤバいって思って恋愛しようとするんだけど、なかなか難しくて悩んでたところに野ばらちゃんのツンツンとレンレンのデレデレの飴と鞭にやられて、二人に骨抜きにされたり……。で、俺ってM? バイ? 新たな悩みができるお兄ちゃん主ww

凛々蝶が好きすぎて今まであんまり気づいてなかったけど、バイでどちらかと言えば博愛主義者とかだったのかなぁ。

ちょっぴりBLちっくになりそうだし、同性愛を真剣に考える主人公を書ける気がしないから、この場合野ばらちゃん寄りの野ばらちゃん落ちが妥当ですかね。

私自身はBL自体は好きですし、同性愛、バイ、ありだと思ってるので、アリなんですけども。難しい問題を扱えるほどの力がない……。
社会問題なんかに真剣に悩む主人公は書いてみたいですが……難しい。

最後に気分転換に書いた、凛々蝶お兄ちゃん夢主(変態になる前ww)の試し書きを投下していきますww
試し書きなのでグダグダでただの妄想の塊ですww
設定的には凛々蝶が小学生、夢主が中学生か高校生くらい。

では、







彼女、白鬼院凛々蝶は人と関わることを得意としない。しかし、彼女の悪癖――強がりによって、その弱い内面が露見することはほとんどない。
特に家族の前では、強くあろうと、頑なに弱い面を見せなかった。

だが、そんな彼女にも例外というものはある。
彼女の家族内のたった一人の例外。
それは、彼女の八つ上の兄、白鬼院奈月<ナツキ>、その人だった。



夏真っ盛り。
そんな言葉が似合う今日。
車道からの暑い風が俺の服の端と手土産の袋を揺らして遊ぶ。
息苦しくなるほどの熱気に息苦しくなりながら家路を辿る。
表通りから逸れた裏道を一本入って、すぐにある大きなお屋敷の小さな木戸に手をかけた。小さな音を立てて開いた扉をくぐると、さっきまでの息苦しい暑さが嘘のように吹き飛んだ。
表の喧騒から切り離されたようなここは静かすぎて五月蝿いくらいで、誰にもバレないように裏口から入ったけど、小さな扉の音でさえ居間に届いているような気がした。
しかし、それは気のせいだったようで、俺は開けられたままの茶室の躙り口(にじりぐち)から猫のようにその身を滑り込ませた。
茶室を抜け、目指すはただ一室。可愛い可愛いあの子の部屋。
今日の土産は喜んでくれるだろうか。
綻ぶように。花が咲くなんてもんじゃない、優しく儚く、でも輝く瞳で、甘く甘く笑ってくれるだろうか。
砂糖菓子がほろりと崩れて溶けるような、甘くて柔らかくて愛おしい笑み。
それを見せてくれるだろうか、俺だけに見せるそれを。

何とか誰にも見つからず、目的の部屋の前にまで着いた。
静かに音を立てずにその襖を開けると、中にいた少女は黒い髪を揺らして振り返る。そうして、その大きな黒目を見開いて、でも嬉しそうに俺の元に走り寄ってくる。

「兄様!」

俺の腰にしがみつくように抱きついた少女は、頬を赤く染めて満面の笑みで俺を見上げる。
かーわいーなー、もー!

「元気だったかー? りり」

弛んだ顔のまま妹――凛々蝶の頭を撫でる。
嬉しそうに照れくさそうに、俺の手を受け入れる凛々蝶は「はい」と小さく頷いた。

「そっか。飯はちゃんと食ってるか?」
「少し」
「夏バテだって食わなかったら、倒れるぞ」
「わ、わかっています! そういう兄様こそどうなのですか!? 人の心配をしている場合ではないのでは?」
「おや、手厳しい言葉だ。だが、俺はちゃんと食っているよ」
「夏場は特に栄養を取らないと、お忙しい兄様なんてすぐに倒れてしまいます」
「わかっているよ、ありがとう。りり」
「れ、礼には及びません」

俯いてしまった凛々蝶の手を取って室内へと入る。
いつまでも襖を開けたままじゃ、誰に見つかるか分からないからな。
久しぶりの妹との逢瀬、邪魔をされては困る。

「りり、今日は水羊羹を買ってきたんだ。好きだっただろ?」
「水羊羹……」

途端に嬉しそうに目を輝かせた凛々蝶は、律儀に座布団を二枚用意して、準備は出来たとばかりに俺を見上げた。

「本当は竹筒に入っているのを買ってきたかったんだけど、ここでは食べにくいからな。カップで我慢な」
「べつに竹筒がいいと言った覚えはありません」
「この前、食い入るようにテレビ見てただろうが」
「なっ、見て……っ」
「竹筒は学校帰りにでも買おう」

顔を赤くした凛々蝶を宥めて、座布団に落ち着いた。俺は袋から水羊羹とスプーンを出して、凛々蝶は出されたそれをじっと見つめる。
袋からペットボトルのお茶と紙コップを取り出して、お茶を注げば、おやつの準備の出来上がり。

「食べよっか」
「……うん」
「はい、いただきます」
「いただきます」

一口掬って口に運べば、広がるのは甘い味と香り。
ちらりと凛々蝶を盗み見れば、微かに頬の端を緩めていた。

「うまいなー」
「はい」

特に何かを話すわけではなく、ただ水羊羹を食べる。
特殊な関係である俺たち兄弟には、たったそれだけのことが奇跡のように感じた。




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