みんなの物語
□豊穣なる宇宙の宴
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家に入ったら、珍しく家に母の姿はなかった。
つまり
俺は
さとりと
2人っきりなのだ。
とりあえず話を聞いてみたところ
なんと俺の親父は出張中に子供を作ってしまっていたらしい。
ナイスだ親父、いやお父様!
そして、さとりの母は病やらなんやらで死んでしまい、俺のお父様の所に頼るしかなく。
この家へ来たらしい。
しばらくすると母が帰ってきた。
そして母はさとりの姿を確認するなり、抱きついた。
そして、泣きじゃくりながら
大変だったねぇ
やら
のぶゆきとさとりは私が育てやるからねぇ
と言った。
ジェットコースターの如き展開だが俺に妹が出来た。
とても嬉しい。
だが、この後俺に訪れる未来は今俺が妄想している、甘ったるい物ではない事を、次の日思い知るのであった。