みんなの物語

□豊穣なる宇宙の宴 第二期
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彼女は俺の幼なじみである、幼稚園に入る前からの知り合いだ。

長い間、飽きずに俺みたいなロリコンに付きまとう、いわば悪趣味(お前こそ悪趣味だ)な変態であった。

本当に鬱陶しかった。

居なくなってせいせいする。


ハズだった。

だが何故だろうか?
あけみがただの肉の塊となり、もう二度と鬱陶しく話掛けて来ないと思うと胸が苦しくなり。
涙が止めどなく溢れた。

いつからだろうか―――

あいつの事を意識し始めたのは。

俺は最初あいつの事を意識し始めた時、その感情を憎しみとか殺意とかそんな感じの不の感情だと解釈した。
あいつが俺以外の男と親しげに話てる所を見ると、何だか不安になった。
だが俺はその感情も憎しみとか殺意とかだと解釈した。

決して恋などではない。

断じて違う。

断言できる。

何故なら俺は12歳以下の幼女にしか興味ないからである、少なくとも自分ではそう思っていた。

だが違わなかった。

あいつが死んでから初めて気がついた。

俺はあいつの事を――――
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