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□second contact U
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6人で合流してすぐに関西組から質問が。
「ここらへんで安い宿ってどこやろか?」
今回は個人的な用で東京に来た謙也と光だが
四天テニス部部長白石の「また学校の視察ってことにしといたる」と言う計らいで交通費をまかなって貰っている
(実際に山吹と不動峰にも行く予定なのでウソでは無いが。事情を言わなくても悟っている白石から「でも…行くからにはちゃんと見てきぃや?」と釘を刺されたのは言うまでもない)
そして交通費はなんとかなったものの、さすがに泊まるとこまでは無い。と、言うわけで冒頭の質問に戻る。
「安いとこねぇ、俺らは地元だからあんまり値段とかは知らないんだよね〜ι」
「そうっすねι」
「…値段考えるとビジネスホテルとかカプセルホテルとかになるのかな」
「切原っていつもどうしてるん?家、神奈川やろ?」
「あぁ、俺は神尾んとこに泊まってるんすよ、いつも」
「へ〜そうなんや」
「そうだ!忍足さんと財前も、うちに来ます!?そしたら金かからないっすよ?」
「いや、さすがにそんな大勢はムリじゃないかな?神尾くん」
「ん〜…やっぱり、そうっすよねぇιすいません」
「あはは!ええって。ありがとうな〜神尾」
「じゃ、どうしましょか」
「…さんち」
「あ?伊武、なんて?」
「千石さんち…は?」
「えっ!?俺のとこ?」
「…千石さんのとこなら1人暮らしだし誰に迷惑もかけないし許可もいらないじゃないですか」
「まぁそうだけど。でも狭いよ〜?それでもいいなら俺んち来るかい?」
「え!ええんか!?千石!悪いやろっι」
「いいよ〜♪せっかくの伊武くんのオススメだしね!
あ、そうだ!もうついでに伊武くんも一緒に泊まってくってのどう?イイ考えじゃない〜♪」
「は?なんで俺まで…」
「伊武も…?やったら楽しそう、やな」
「おん?光も伊武が一緒のほうがええんか?
やって。どうや?伊武?」
「…分かりましたよ。…ここで断ったら俺どう見ても悪者じゃないか…」
「やった!伊武くんもお泊まり決定〜ラッキ〜♪」
「…いいな」
「ん?神尾どうした?」
「4人でお泊まりだって。楽しそうじゃねぇ?いいなぁ…」
「…神尾も泊まりたいって、千石さん。神尾が来るなら切原も来るから…6人お泊まりで」
「ええっ!!??ろ、6人!?さ、さすがに多くない!?俺んちそんなに広くないよ?」
「客用の布団あったじゃないですか、あれも出してみんなで雑魚寝したら寝れないことは無いですよ」
「さっすが深司!
千石さん!悪いですけどお邪魔しま〜す♪」
「俺も邪魔するっすよ!すんませんね」
「なんやみんな一緒やと合宿みたいやな」
「楽しそうだな〜!」
「おい財前!神尾に手出すんじゃねーぞ!」
「…自分で言ったものの、騒がしくなりそうだなぁ」
「せ、千石…。悪いなぁ、俺らが泊まるなんて言うたからこんなことになってもうてι」
「い、いや〜別にいいよ〜ι
…ま、でもみんな楽しそうだし…いっか!ね、忍足くん♪」