その他

□『ジローと跡部』
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「お前ら!なにダラダラしてやがる!!俺様の言うことちゃんと聞いてんのか?アーン!!??」

氷帝学園テニス部部長は怒っていた。
レギュラーを除く総勢200人程いる部員を集めてなにやら叫んどるようや

「なぁ侑士ぃ。今日の跡部えらい機嫌悪くねー?」

「しっ。今しゃべっとったら俺らにも火の粉、飛んでくんで」

話しかけてくる岳人に俺は言う

「でもよ〜。あいつら別にいつもと変わらず普通に練習してただけだぜ?」

岳人の言う通りやった

部員たちはサボってたわけでも怠けてたわけでも無い

ただ跡部の機嫌が悪かったんや

原因は全員分かりきってるけどあの跡部になにか言えるやつなんておらんかった

「どうせまたジローとケンカでもしたんやろ、分かりやすいやつやで。だから放っといたり…」

「おい、そこの二人!」

「げっ!跡部!」

振り向きたくないけど振り向くと跡部が眉間にシワを寄せて俺たちを見据えていた

「なにムダ口叩いてる!お前らいつも二人でくっついてて暑苦しいんだよ!グラウンド50周してきやがれ!」

ほら、言わんこっちゃ無い。案の定こっちにも飛び火や

それに俺と岳人の仲良さげなのも跡部に油を注いだみたいやな

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