その他
□『ジローと跡部』
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「はぁ…仕方ないな」
と二人でコートを出ていこうとしたら原因がやってきた
「あれ〜?どこいくの〜?」
「ジロー!お前また今頃来たのかよ。跡部のやつ機嫌すっげぇ悪いから気を付けた方がいいぜ!
俺ら走りに行かせられるし」
「そーなんだ〜。…ちょっと待っててね〜」
眠たそうな目をしたまま跡部に近付いていくジロー
「あいつ、大丈夫かよ?跡部の機嫌悪いのあいつのせいなんだろ?」
ジローが跡部を呼ぶ
「…なんだ?ジロー。今忙しいからあっちに行って…」
追い払おうとした跡部の言葉も途中に、ジローは後ろから跡部に抱きついた
「なっなにしやがる…!」
「ごめんね〜跡部〜。昨日は俺が悪かったよ〜、俺すっごい反省してる!!だから許して〜?ねぇ、跡部〜」
泣きそうな目と声で跡部に謝るジロー
「…本当にそう思ってるのか?」
「思ってる思ってる!昨日一日ずっーと反省して寝れなかったんだよ〜!」
「フン…仕方ねえな。そこまで言うなら許してやる」
「本当?!わ〜いありがと〜!嬉っC〜!」
「…昨日寝てないんだったら眠いだろ。今日はそこで寝とけ」
「え!?いいの〜?跡部っ大好き〜!」
コートにおるやつみんなポカンと二人を見てた
あんだけ機嫌が悪かった跡部が、もうそれは満足そうに笑っている
「…ん?なに見てやがる!早く練習に戻ったらどうだ!」
怒鳴る声ももう優しい
部員も練習を再開し始める
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