04/30の日記

07:58
陽気に乗せられて(千財)
---------------
(ギャグ)


「はぁ。汗かいたっすわ」
「段々暖かくなってきたもんね〜。春の陽気ってやつ?」
「梅雨開けたらもう夏やもんなぁ」
「はぁ…夏かぁ」
「なんですの。夏キライなんすか?」
「いや、キライってわけじゃないんだけど。暑いの意外と苦手なんだよねー」
「へぇ、ほんま意外っすわ。千石さんのことやから夏は海!花火!薄着の女の子!…とかかと思てましたわ」
「ちょ、ちょっと!前2つはいいとして薄着の女の子て何!?」
「そのまんまっスけど。露出が激しくなる夏は腕とか腹とか出した女子に鼻の下伸ばしてんのかと」
「む、昔はだよ!?今は財前くん一筋だから!だから大丈夫!財前くんの腹チラくらいにしか鼻下伸ばさないよ!」
「いやそない自信満々に言い切られても。全然嬉しないんやけど」
「あ!でもそっか!夏になったら財前くんも薄着になるんだし腹チラが増えるよね!?だったら楽しみかも!」
「変態発言しよる人がおる。てか他のイベントはムシっすか」
「あ、そっか!海も花火も今年からは全部財前くんと出来るんだ!うわーテンション上がって来ちゃったよ」
「まだ夏まで少しありますけどね。まぁ…俺も少し楽しみにしときますわ」
「財前くん可愛いっ!
 ──あぁっ!!」
「うわ、なんすか」
「や、やっぱり夏ダメだよ!」
「は?なんで」
「だって!
─財前くんの腹チラ俺以外も見ちゃうじゃん!」
「いい加減腹チラから離れろエロオレンジ」





 ──────────────

(↑続き。甘々。)


「エ、エロオレンジって酷い!」
「変なことばっか言ってんのが悪いんすわ」
「…でもね?真面目な話、あんま他の人らに財前くんの肌とか見せたくないんだよね」
「え」
「だってさ?やっと俺は財前くんの隣にいれるようになったのに、同じ部活だってだけで着替えとか見れんのズルいじゃん」
「ズルいって、」
「俺、結構そういうの妬いちゃうからさぁ。…ごめんね?面倒臭い彼氏で」
「…そんなん俺かて」
「え?」
「俺かて、千石さんの腹とか見られんのイヤやし」
「え、」
「イヤや言うんやったらあんま腹出んように気ぃつけるし。…せやから千石さんも気ぃつけて下さいよ」
「もう〜っ!本当に可愛いなぁ財前くん!
勿論気をつけるよ!てかシャツインして過ごす!」
「いや、そこまでせんでいいです」
「…あ。でね?」
「はい?」
「見られるのはさ、防ぎよう無いときもあるだろうし仕方ないからまだいいとして」
「はぁ」
「…触れられるのは俺だけだよね?」
「っ!」
「俺に触れられるのも財前くんだけだよ?」
「〜…っ!
あ、あんたはっいきなりそういうのズルいねん!アホ!」
「あはははっ!財前くん顔真っ赤で可愛いー!」
「可愛い言うな嬉しないわ!
…っ、そ、それだけ言うなら覚悟決めたりましょうか」
「え?」
「…この夏に触られる覚悟しといたりますわ」
「えっ、」
「千石さん…意外とビビりやから俺にあんま手出して来んけど。…そこまで言うなら乗ったってもええですよ」
「え、え、財前くん?」
「…今年の夏は、楽しみにしときますわ」
「っ、財前くん…!
お、俺だって決めるときは決めるんだからね。…覚悟しといてね!」



(上手なのはどっち?)



千石さんと光はどっちも口だけ達者で実は奥手ならいい。美味しい。

前へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ