ガンダム00中編&企画モノ置き場


Rainy panic!2
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+Rainy panic!2+



暗い空から落ちる大粒の雨が、バシバシと体を打っている。


「くそっなんで俺が……」


ハレルヤはひとりごちる。
腹立たしげに浅い水溜まりを踏むと、小さなしぶきがあがった。

アレルヤに頼まれて、買い忘れた食材の買い足しに行かされた帰り、急な夕立が降り出した。
案の定、どうせ近い距離だからと傘を持って出掛けなかったハレルヤは、
全身で土砂降りの洗礼を受け、憎々しげに舌打ちを繰り返していた。
全速力で帰りたいのはやまやまだが、問題は買い物袋の中の壊れ物達。
卵やら、豆腐やら。
それらを一瞥して、ハレルヤはまた舌打ちをした。



*****



家に着いたときには、ハレルヤは髪から服までずぶ濡れになっていた。


「おい、アレルヤァ!買ってきたぞっ!」


玄関から呼び掛けたが、反応がない。
大方料理にでも夢中になっているのだろう。
それより早く濡れた服を着替えたい。
荷物はそこらに置いて、濡れてまとわりつく上着を脱ぎながら、
洗濯機のある脱衣所へと向かった。
脱衣所のドアを開くと、脱衣所内と浴室にはすでに電気がついていた。
ハレルヤは訝しげに思いながら室内へと踏み込む。


「アレルヤか?」


と、その時急に、浴室の半透明のドアが押し開けられ、
間髪おかず、中から一糸纏わぬソーマが現れた。


「んなっ……!」

「……え?」

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