ガンダム00中編&企画モノ置き場
□Unrequited love3
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待ち合わせ場所には、ピンクの髪の少女の姿。
「フェルト、もう来てるね」
感心して言うと、ロックオンも頷く。
「えらいな。……おーい、フェルトー!」
ロックオンが手を振って呼びかける。
フェルトがぱっと顔を上げた。こちらを見て、ほっとしたように顔を綻ばせる。
よかった。フェルト、嬉しそうだ。
「……ロックオン。ふたりも」
「よっ、フェルト。誘ってくれてありがとな?」
「ううん。……来てくれて嬉しい」
そんなふたりを見ながら、ハレルヤがにやりと笑う。
「なるほどね。そーいうことか」
「……だめだよ、ハレルヤ」
邪魔したら、後でクリスに大目玉だ。
と、ソーマがまだ来ていないことに気づく。
「ソーマ、まだ来てないんだ」
「なんだぁ、遅刻かよ?」
すると、ぱたぱたと駆けてくる足音。
振り返れば、そこには銀髪の少女。
「すみません、遅れました」
走ってきたソーマが、すまなそうに頭を下げる。
と、ソーマがフェルトの姿を確認して、びくりと体をこわばらせた。
そういえば、ロックオンはうちによく来るからソーマも知っているが、フェルトとは初対面であることに思い至る。
「あ、ソーマは初めて会うよね?こちら、フェルト」
フェルトを示すと、紹介されたフェルトが軽く会釈する。
「……フェルト・グレイスです。よろしく」
ソーマは少し戸惑っていたが、あわててぺこりと頭を下げた。