流星の双子

episode 8
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夏の日、太陽はゆれて…




「追いかけるなら青い果実ってか?
…まぁた生真面目なんだから。
冗談に決まってんだろ?」



お前が言うと、冗談に聞こえない。

カフェで未咲と鎮目が話すシーンです。
「しっぽり」に拘る未咲姉さんが可愛いかった。
ってか、弥生って名前、ほとんど役に立ってない気がするのは気のせいか?(笑




「イザナミは契約者を天国に送る。
そんな力があるって噂だ。
そんなもん確保して何しようってんだか…」



成程、ミチルさんはイザナミによって、自殺を強いられたわけですね。
黒が銀を殺すと言った理由が、明確に語られました。

と同時に、三号機関の目論見が何なのか…、鎮目が何考えてるのか…、未咲は手掛かりを掴めるのか…色々頭を過りました。
この辺から、三号機関がきな臭く、鎮目の笑みが胡散臭く感じ出した覚えが…。




「SVRに送り込んでいた、イリヤという契約者が死んだとな。
やったのはお前か?
もしそうなら、抱きしめたい気分だ」



抱きしめたいて。(笑
これは吹いたなぁ。

イリヤを自殺させるために、銀を欲する。
この言葉を聞いたとき、黒はどう思ったでしょうね…。

私個人的には、自殺という言葉から、黄の思い人、志保子を思い出しました。
彼女は黄を助けるために、契約者のくせに自殺するんですよね…。よよよ…(泣


で、レプニーン。
契約者を信用してるのに、契約者が大嫌い。
いや、…そうじゃないでしょ。
君が嫌いなのは、イリヤだけでしょ。
姪を殺したイリヤが契約者になったから、契約者も嫌いになったんでしょ。

この辺のことは、私が言いたいこと、黒が全部言ってくれてます。


「その男は確かに畜生だ。
だが、契約者だからじゃない。
最低の人間だから、最低の契約者になっただけだ。
そしてお前も、人間のくせに合理的な枠の中にしか自分を収めることが出来ない」



姪の死を引きずるくせに、そして契約者でもないのに、彼は誰よりも契約者らしかった
彼自身の口から、一矢報いようとしなかった理由は聞けませんでしたが…。
もし、黒の言う通り、恐れが理由なら。
それは契約者には無い理由でしょうね。

黒が言ったこと、きっとレプニーン本人も心の奥では気付いていたことかも知れない。
イリヤを殺してくれたかも知れない男に、しかも契約者である(とレプニーンは思っている)男に、投げられた言葉。
これはレプニーンにとって、非常に重いものなんじゃないかなー…と思ったり。




「強行策だ!
列車を止めて蘇芳を連れ出せ!」



あぁ…またG様だらけの映像が…
ほんと気持ち悪いなぁ…。
でも、G様だからこそ、あれだけの数がいて、便利に使えるんだろうな…。




「逃げろ、蘇芳!」


蘇芳を助けに、黒が参上です。
男が黒と交戦、ターニャも能力を使おうとしますが…。
さすが蘇芳!分かってる!
黒に対してターニャの能力を使わせないために、慌てて走り出しましたよ、蘇芳。

自分が逃げりゃ敵の注意を引けるって状況でも、「きゃーやめてー」とか言いながら、助けに来た人がやられるの見てるヒロインって居ません?
1対1ならまだしも、1対複数の時とか、ヒロインに対してイライラを隠せなくなります。(笑
まあ、蘇芳は戦える力があるから、ってのもあるでしょうが。
でも、力ないなりにも戦おうとしないヒロインは嫌いです。
…話逸れてんな。(汗




「諦めて来るといい」


プールに飛び込んでやり過ごそうとしたものの、見つかってしまった蘇芳。
しかし…真冬のプールに飛び込んで、思い出すのは夏のプールでの思い出。
絶対凍える程寒い筈なのに、良くそんなこと思い出せるな、すげーよ蘇芳。
やっぱ、あれか。
ターニャへの愛か。

蘇芳に水をかけられたことで、ターニャの表情に変化が。
わ…笑ろてる!!
この笑顔で何もかも許してしまいそうだ。

ターニャも、蘇芳と同じ、友達との夏のプールを思い出したのでしょうか…?
なんか、蘇芳の回想の時は友達の描写がいっぱいあったのに、ターニャの時は、プールの水に反射する太陽の光だけなんですよね…。
時間の問題で入ってないのか…。
直前の蘇芳の回想があるから、光の描写だけでターニャの回想は分かるでしょ、ってことなのか…。

あの笑みだから、きっと友達との思い出を回想しているとは思うんだけど。
どうも気になっちゃって。



「教えてくれ…。
イリヤを殺したのは…お前か…?」



レプニーンの最期の言葉。
彼が最期に何を思ったのか、欠片も言葉で教えてくれないのが、ダーカーらしい。
黒がイリヤを殺したと知って、彼はどう思ったんだろう。
抱きしめたいと思ったのだろうか。
そんな感じではなかったよね。
でも、一応言っとこう。
レプニーンさん、黒を抱きしめられなくて残念だったね。
図らずも姪の仇を取ってくれた相手に、自分が殺される皮肉。
…悲しいな。




「ターニャ、やめて!
やめてターニャ!!」



蘇芳の能力が発動、ターニャを撃とうとしますが…。
またプールでの思い出が過り…。
列車でのターニャの顔が過り…。
鶴を撃とうとした瞬間が過り…。
黒の「撃つな、蘇芳!」という言葉が過り…。

はっとして彼女は呟く。
「ターニャ…」


なんで黒のこと思い出して、ターニャって呟くねん!?
やっぱ彼女にとって、あの言葉は大きいんだろうな。
彼女が撃つのを留まらせてきたのは、いつでも黒の存在だったから。
ターニャとの思い出だけだったら、彼女は撃つのを思い留まらなかったかも知れない。

だから、この後の黒の言葉は、蘇芳にとってすごくショックだったんだよね。




「撃てば良かったのかよ…。
今度は撃てば良かったのかよ!?
あの時は撃つなって…。
あれ、僕に言ったんじゃないの!?」
「もう良い。
撃ったことを責めている訳じゃない」



黒、撃ったことは責めてないけど、約束を破ったことに対しては、何か思う所があるのではなかろーか。
何しろ、彼のモットーは、「契約者は嘘つきで裏切り者」ですからねー。
…これ、モットーじゃないか。(笑

ま、とりあえず黒はどーでも良いからほっといて。(酷
蘇芳…黒の言葉を思い出して、撃つのをやめたのに、信じてもらえない。
しかも、「僕に言ったんじゃないの!?」という叫びに対して、返答なし。
暗に、蘇芳に言ったんじゃないって、肯定してるようなもんじゃない!!

黒としても、ああいう態度になっちゃうのも分かるし、蘇芳も言い逃れ出来ない状況だってのも仕方ないけど。
それにしても、黒はもうちょい器用で素直な男になるべきだ。

きっと、蘇芳が人を殺してしまったことへの、哀しみや憂いだって感じてる筈なのに。




「私が未来を見てきた契約者と会ったとすれば…、接点はこれしか…」


未咲姉さん…眉間にシワ寄ってるよ…。
これで一応、未咲も事の中心から逸れなくて済みそうです。
良かった良かった。

ここのアンバーの声、逆再生したら、ちゃんと何か言ってるらしいですね。
何言ってるのかは知りませんが。



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