☆のべる
□変わらないこと
1ページ/2ページ
「ベルセンパーイ、朝ですよー。」
「ん゛・・・後5分・・・。」
「もう1時間は経ってますー。」
「嫌だ・・・。」
「起きないと朝食逃しちゃいますよー?」
あー、なんなんですかー、いつとないこの堕王子っぷりは。
かかってる布団を勢いよく持ち上げる。
「あ・・・。」
その瞬間ドゴッっと鈍い音が響く。
「センパーイ・・・?」
「・・・・てんめっ!誰がベッドから落とす奴がいる!?」
力入れすぎたようです。
「あー・・・大丈夫みたいですねー。じゃ、ミー先行くんでー・・・・。」
「謝るとかないの?王子置いてく気?」
「すいませんでしたー。」
「反省してねぇだろ。」
「さぁ、早く行きましょー?」
「お前ホントムカつくー。」
黙ってれば可愛いのにさ?
「なんですかー急に手つないできてー。暑いんで離して下さいー。」
「ホントは嬉しいくせに。早く来いっての。」
「待って下さい―。」
いつの間にか先を歩くセンパイを追いかけて今日が始まりますー。
→独り言