☆のべる

□いない幻
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○●○●○●○



「誰もいねーなー。」


見渡す限り浜辺が続いていて、人1人いやしない。



「そうだね。」



ぺトンと浜の上にマーモンが座る。波のさざめく音だけがやけに大きく聞こえる。


「そーいえばさ。海に何しに来たの?王子気になるんだけど。」



「え・・・?あぁ・・・そう!」


マーモンにしてはなんだか焦っているような。今思いついたと言ってるような気がした。


そして落ちていたバケツに砂を盛り始める。




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