闇の黒蝶
□一次試験③
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～イルミside～
レイがなかなか戻ってこない。
おそい…いくらなんでも遅すぎる。
この俺を置いてどこいったっていうの?
さっきから同じ事しか頭にない。
なんだろう…このもやもやした感じ。
レイがこのまま帰ってこないんじゃないかって、不安になってる。
やだ。
知らない…なんだろ、これ。
もしかして、これって恋ってやつ?
俺##NAME数字##のこと好きになっちゃったんだ。
俺には殺し以外の感情はいらないのに…。
こんな感情にさせたのはレイが初めてだよ。
こんなに君がいないとさびしい。
ねぇレイ。だから早く帰って来てよ。
「…レイ」
イルミは誰にも聞かれないよう小さい声で呟いた。
いない君を探すためにあたりを見回していると、後ろから名前を呼ばれた。
「イル…ギタラクル!!!」