闇の黒蝶

□一次試験A
1ページ/8ページ





一方トンパは焦っていた。

まさかあんな事を言われるなんて思いもよらなかったんだろう。



皆が顔を紅くさせている中、彼一人だけ顔が真っ青だった。



どうすればいいんだ!?

コイツ、もしかして分かっていってるのか!?





いや、こんな小娘が見破られるわけないし…。





くっそ!!



俺としたことがこんな小娘に焦らされてるなんて!!



トンパはレイに分からないように歯をかみしめた。


一方レイはつまらなそうにトンパwp見つめていた。





(俯いて何も言わない…つまんないの)





「ハァ…。ねぇトンパさん、あたしそろそろいくね」





レイは黙って俯いているトンパに痺れを切らしたのか、面白くなさそうにつぶやいた。




「新人いじめはほどほどにしないと、いつか自滅するよ」




最後にそういうのを忘れずに、レイはそこから立ち去った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ