SP

□8ー1・5
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「でも…」


「んな事どうでもいいから早く帰るぜ」

「アッ!待ってよクレイグ!」

すっかり何時もの状態に戻ったのがわかったのでわざと先に歩きだす。

そしたらトゥイークが慌てて追いかけて来た。

「おせえよ」
そう言って俺は追いかけてきたトゥイークの手を掴むとまた歩きだした











「計画通り…」

今俺はトゥイークから顔が見えねぇ事をいい事に、某漫画の主人公見たいにニヤリとした笑いを浮かべている。


確かにトゥイークを傷付けさせたくないから忍者ごっこに誘わなかったのも理由の一つだ。

だけど他に2つの理由がある。

一つ目は成りきってはしゃいでる所をトゥイークに見せたくなかったから。

こいつ可愛い顔で臆病だったり、甘えたで子供っぽそうなのに意外と大人っぽい冷めた部分があるんだよな。忍者ごっこなんて見られたら絶対ドン引きされる。
チンポコモンの時だってみんな飛び跳ねて喜んでたりりするのにトゥイークだけ反応がなかった。
チンポコモンキャンプ一緒に行った時も、大はしゃぎすると思ってガラにも無くはしゃいでいたら横でいつもより低いテンションのトゥイークを見てこっちまで一気に冷静になっちまった。それぐらいトゥイークのオーラがクールだった。

そんなトゥイークに忍者ごっこでなりきってる姿を見られたら、今まで築き上げてきた僕のクールでかっこいい頼れるクレイグ像(あくまでもクレイグの妄想)が一気に壊れちまうぜ。

だからギンザなりきっていた事はあの場にいた全員に口止めさせた。もしもトゥイークに言ったらぶっ殺すってな。カートマンの野郎の場合は本人殺すっても対して効果がないから『お前の部屋の物全部ぶち壊して人形遊びしてる所をみんなに見せたりネットでバラまいてやるってまで言って脅した。ここまでやんねぇとあのデブ面白がってトゥイークに絶対言いそうだからな。
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