SP

□傭兵と僕
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「それは君が穴ほりしか脳がないバカなだから考える事が苦手って素直に認めているのかい?」

「…てめぇマジ一回シメたるわ」

今の言葉が相当頭に来たらしくタバコの煙を僕の顔面に向けて吐いてきた

「酷いなあ…僕が肺ガンになったらどうしてくれるんだい?」

「肺ガンになってさっさと死ね!」

僕の対応にイライラしたらしくモールはスコップを背負い窓から去ろうとしていた。

全く忍耐力がないんだから…もう少しは

「…モール」

僕は真面目な声でモールを呼んだ

「なんや?」
僕の真面目な声にモールは顔をこっちに向けた

「明日はお互い頑張ろう」

「…当たり前やないか」


それだけ言うとモールは雪の降る町の中に消えて行った。

「絶対死ぬなよモール」


明日の戦いが終わったらまたこういう風に何気ないやり取りが出来ればいい。


その為にも明日はなんとしてでも勝たないとね。


僕やモールがずっと生き延びる為にも。



後書き

ギャグで閉めるつもりがシリアスチックになった。
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