稲妻11

□寝起きドッキリ?大作戦!〜ガゼル編〜
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「暇だぁぁぁぁー!」
「うるさいよ バーン」
「だって!暇なんだよ!くそっ・・・」
「はぁー・・・そんなに暇ならガゼルを起こしてきてよ」
「はぁ?」



(チクショウなんだよ!グランの奴 俺に押し付けやがって!)
それは、さかのぼること数分前である・・・・・


〜回想〜
「なんで俺なんだよ!お前が行けばいいじゃん!」
「え〜?だって俺、これから守と遊ぶんだもん☆ じゃぁねノシ」
「はぁ?円堂と?・・・って!ちょっと待てぇー!!!」


(あ゛ぁぁぁぁー『ノシ』ってウゼェー殴りてぇー)
そんなことを思っているうちにいつのまにかガゼルの部屋の前まで来ていた。
ガチャッ (おじゃましまーす。 ・・・おっ!いたいた)
「ガゼルー!朝だぞ起きろ!!!」
(ピクリとも反応しねぇ・・・・・ カーテンだけでも開けておくか)
カーテンを開けると日が差してすごくぽかぽかする・・・
(こりゃぁ・・・逆に眠く・・・・)
バーンはガゼルのベットに腰掛けた。
(そういえば、昔ははよくお日さま園の皆で昼寝をしたっけ・・・・・ 
だまっときゃこいつ、スゲ―きれいなんだな・・・・ ガゼルの奴気持ちよさそうに寝てやがる・・・なんだか・・俺も・・・・・)
そのままバーンは深い眠りに落ちた


〜数時間後〜


目を開けると部屋はすっかりオレンジ色に染まっていた。
「・・・・?・・・・・!!!」
(俺、結局寝ちまったのか!?)
横を見るがベットの中にはガゼルはいない。
(しょうがねぇ・・・リビングに戻るか)


リビングに戻るとガゼルとグランがお茶を飲んでいた。
「あれ、バーン起きちゃったんだ!」
「『起きちゃったって』何だよ!」
「いや、別にバーンが寝てる間にとっておいたおやつを二人で食べようなんて、全然思ってないから」
「じゃあ、その机の上のは何だよ・・・・」
「テヘッ☆」
「・・・・・(怒)!!!『テヘッ☆』っじゃねーよ!」
「別にかまわないだろ?どうせ君に取っておいても腐らせるだけだし」
「・・・。」
(本当のことを言われると何も言い返せねぇ・・・・)
「まぁいいや・・・・ ガゼル俺にもお茶ちょーだい!」
「そのぐらい自分でやればいいだろ」
そう言いつつも、ガゼルはちゃんとお茶を入れてくれた。
(素直じゃない奴・・・・)
ズズゥー(お茶をすする音)
「はぁーあったまる〜(和み)」
(やっぱ、この時期はお茶だよなぁ〜)
「そういえば、バーン」
ちょっとニヨnニマニマしながらグランは聞いてきた。
「ん゛?」
「バーン今日、ガゼルの寝込み襲ったんでしょ?」
ブッ―!!!
「はぁ?なっなっ何言ってんだよグラン!!!」
バーンは、耳まで真っ赤になっていた。
「冗談だよ☆じょ・う・だ・ん☆あー!でも俺、守のことだったら襲っちゃうかな?」
(あー///やっぱこいつうぜぇ!!!)
そう思いつつも、また湯飲みを口へ運ぶ。
「まぁ・・・私の隣で寝ていたのは事実だけどな・・・・」
ングッ!!?
「ケホッ・・・・ケッホ・・・」
「あ!バーンすごい動揺してる!やっぱ本当なんでしょ?」
「ガ・・・ッガガゼルゥ(怒)!!!なんで言うんだよ!!!」
「?・・・・言ってはいけなかったのか?」
キュン////!!!
「んっ!?」
瞬間ガゼルはバーンに引き寄せられた
「・・・・。」





ちょっとした沈黙





「・・・・・ね・・・・ねぇ!はなしてくれない?そろそろ、痛いんだけどだけど?」
「ハッ!!!」
(しまった・・・あまりにガゼルが可愛すぎて思わず抱きしめちまった!)
ガゼルの一言に我に返ったバーンはガゼルを突き放した
(・・・突き放されると、私だって傷つくんだけど・・・・)
「ご・・・ごめん・・・・」
「い・・・いや別に・・・」
「・・・あのぉー・・・お取り込み中ちょっといいかな?ちょっとみせたいものが・・・・」
「『////!!??』」
「いや!いいんだよ!邪魔なら俺、守の所行くし・・・・」
「いや、いい!行かなくていい!むしろ行くな!」
さすがに、二人っきりは気まずいと思ったバーンはグランを止めた。
「そ・・・そう?俺、いていい?」
「あっ・・ああ!もちろんだ!な・・・なぁガゼル?」
「・・・そうだな」
どうやら、ガゼルもバーンと同じことを考えていたらしい。
「あ・・・ありがとう(泣)」
「わかった、わかったから泣くな」
「う・・・うん」
「そういえばグラン、私達に見せたいものってなんだ?」
「ああ!それか!それはね・・・・・」
グランはごそごそとポケットをあさり始めた。
そして、でてきたのは・・・・・・
「『デジカメ?!』」
「えへへ^^実は、バーンとガゼルあまりに気持ちよさそうに寝てたからt『撮ったのか!?』
グランの言葉は途中でバーンにさえぎられた。
「う・・・うん?見る?」
「『/////!!!』」
そこには、気持ちよさそうに眠る二人の姿がちゃんと映されていた。
どうやらグランは最初から全部知っていたらしい。
「どうせなら、父さんや瞳子姉さんにも見せてあげようかと思ってね(黒笑)」
「や・・・っや・・・やめろぉー!!!」
そのバーンの叫び声は、遠くのイナズマキャラバンまで聞こえたとか聞こえなかったとか

                               -終-


〜次の日の夜〜
「あれ?ガゼル・・・・グランは?」
「さぁ?そういえばさっきこんなの渡されたんだけど・・・」
手紙
『ガゼル・バーンへ
  俺、ちょっと守のところによばI添い寝しに行ってくるね☆
                                 グラン』
「・・・・・円堂守は・・・大丈夫だろうか?」
「うぜぇ・・・・・」
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