稲妻11

□無邪気に話すキミの笑顔が私の太陽
1ページ/2ページ

「でな!ヒートがな・・・・」




(また、ヒートの話・・・・)



チームがカオスになってからバーンと一緒にいる時間が長くなった。
なんだか、バーンと一緒にいるとすごく落ち着く。
だから、二人で会話している時はすごく嬉しい。
でも・・・




(いっつもヒートの話ばっかり・・・)




ヒートとバーンは幼馴染だ。
だから、仲がよくてもおかしくないはずだ。
お日さま園の頃も、仲がよかった。
なのに・・・




(なんだろう?この気持ち・・・)




バーンと一緒にいると胸がドキドキする。
バーンが私以外ことを話をしていると胸がもやもやする。
すごく・・・・・・悲しくなる。









ポタッ・・・







「!!!ガゼル!?どうしたんだよ!?」




気づくと私の頬には大粒の涙がつたっていた。




「ガゼル!どこか痛いのか?」




バーンは心配して私の顔を覗き込んでくる。
自分でもなんでこんなに苦しいのかわからない。
でも、涙が止まらない。









チュッ


刹那、私の目尻に暖かくやわらかいものが触れた。



「っ/////!?」
「・・・あっ!・・・・わるい・・・今のはその・・・忘れてくれ////!」




その後、カオスメンバーが来るまで私達の間には沈黙が流れていた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ